京都の冬の風物詩・三十三間堂の通し矢を見に行ってきました。
●三十三間堂 通し矢
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三十三間堂の全長120mある軒下に矢を射通す「通し矢」は、武士たちが弓矢の上達を祈願するために行われ、江戸時代には、一昼夜をかけて何本の矢を射通せるかを競ったという伝統行事。この日の三十三間堂で行われていたのは、この通し矢に由来する弓の引き初め大会。新成人の男女約1500人が参加だったもよう。
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私が見たのは女子の部。艶やかな振袖・袴に白の襷がけのお嬢さんたちが、射場に横一列に並ぶ姿は、外国人やカメラ小僧でなくとも、カメラを構えたくなります。射場では、12人ずつ順番に60m先の的に向かって矢を放つのですが、なかなか、当たらないものですね。成人式の良い記念にはなったからいいのかな。小さい時からこの光景を見ていたら、きっと憧れただろうなぁ・・・。
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●両足院
普段は公開されていない建仁寺の両足院へ向かいます。伊藤若冲のお軸も特別公開されていました。
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「The 禅」といった感じのお庭も素敵でした。
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この日は、寅の市が開かれていて、毘沙門天堂も公開していました。祀っている毘沙門天は、元々は、鞍馬寺毘沙門天の胎内仏。関が原の会戦の際、黒田長政が内兜に収めて戦ったことから、勝利の神として、代々黒田家に伝わった秘仏なのだそうです。毘沙門天のお使いの寅、寅の化身のムカデが、ぐるりとお堂をお守りしています。
●二条城![]()
工事中の唐門を入ると豪華な車寄に思わず、ため息。欄間彫刻の見事なこと!表と裏で違うデザインの彫刻となっています。御殿の中の装飾も素晴らしく、長押に打たれた釘隠しは、大きく金飾艶やか。大広間を彩る障壁画の松は、収蔵館で特別公開していて、間近で明るいところで見学でき、こちらも見応えがありました。
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二の丸庭園。二の丸御殿大広間の上段の間、黒書院上段の間、行幸御殿上段の間(天皇の座)の3方向から鑑賞できるように設計されているそうです。![]()
天主台跡。ここに天守閣があったのですね。
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見るものが多く、最後は駆け足になってしまいました。閉城の時間をちゃんと調べておくべきでした。反省。唐門の修復が終わった頃に、今度はゆっくり訪れてみたいです。
●三十三間堂 通し矢





普段は公開されていない建仁寺の両足院へ向かいます。伊藤若冲のお軸も特別公開されていました。



●二条城



